僕は40歳、独身。
いろんな意味で“安定”した大人の生活を送っていた。
仕事もそこそこ順調、趣味のゴルフや週末のビールが生きがいだ。

しかし、どうもこのままの生活では何か物足りないような気がしていた。
そんなある日、友人の一人が酔った勢いで
「お前、風俗とか興味ないのか?」と
突然の質問を投げかけてきた。

40歳にもなって風俗に行ったことがないと言うと、
友人は驚愕の顔をしてこう言った。
「それは人生の損だぞ。今からでも遅くない!」と。
酔っ払い特有の勢いに押され、僕はその場のノリで
「じゃあ、行ってみようかな」と口にしてしまった。
それが、全ての始まりだった。
その週末、ネットで調べて評判の良いお店を予約。

期待と不安で胸を高鳴らせ、
初めての風俗デビューに向かうことにした。

お店は意外にも清潔感があり、接客も丁寧だったので、少し緊張も和らいだ。
「リラックスして楽しんでくださいね」と店員に優しく言われ、少しだけホッとした。
案内された個室で待つこと数分、
ドアがノックされ、担当の女性が入ってきた。
美しい女性だった。

僕は内心「ラッキーだな」と思いつつ
「よろしくお願いします」と挨拶。
ところが、彼女は僕の顔をじっと見つめたかと思うと、驚きの声をあげた。
「えっ、もしかして●●中学の●●くん?」
僕は頭が真っ白になった。

まさかと思ったが、彼女の顔をよく見ると、
中学時代の同級生、しかも僕が密かに憧れていたクラスのマドンナだった。
彼女も僕に気づいたようで「久しぶりだね!」と笑顔を見せた。
僕はどう対応していいかわからず、
「え、久しぶり…」とぎこちなく返すしかなかった。

内心「このまま帰ろうかな」と思ったが、
彼女は慣れた様子で「まあ、せっかくだし楽しんでいってね」と笑顔で続けた。
なんとも不思議な感覚に包まれながら、僕は流れに身を任せた…。
彼女は中学時代の面影を残しつつも、大人の女性としての魅力があり、そのプロフェッショナルな対応に、僕はすっかりリラックスしていった。
そして、いよいよ本格的なサービスが始まった。
彼女は仕事として淡々とこなしているように見えたが
僕の頭の中では「これは本当に大丈夫か?」という不安と、
「いや、せっかく来たんだから楽しもう」という気持ちがせめぎ合っていた。
彼女は優しく僕の体に触れ、経験豊富な手つきで導いてくれる。
その瞬間、僕の身体は反応してしまった。
「ああ……ううっ!」
しかも、想像以上に強く。
彼女の手が少し動いた瞬間に…

…終わってしまった。
まさかの早漏。
「えっ?」と自分でも信じられない速さに、顔が一気に真っ赤になった。
僕は呆然として彼女の顔を見たが、
彼女はプロらしく、何事もなかったかのようにニコニコしていた。
「気にしないで。こういうこと、よくあるから」と優しくフォローしてくれたが、
僕はもう恥ずかしくて穴があったら入りたい気分だった。
中学時代の片思いの相手に、こんな形で再会してしまった上に、
こんな情けない姿を見せるなんて、まさに地獄だった。
終わった後、僕は妙にしんみりしてしまい、心の中で
「40歳にして風俗デビューして、これかよ」と自分を嘲笑した。
彼女は最後まで優しく接してくれたが、
僕は何も言えず、ただ深々と頭を下げて
「ありがとう」とだけ呟いて店を出た。
帰り道、僕はなんとも言えない複雑な気持ちでいっぱいだった。
早漏で失態をさらし、
過去の片思いの相手にそんな姿を見せるなんて、
もう二度とこんな体験はしたくないと心に誓った。
しかし、同時に
「人生って本当に何が起きるかわからないもんだな」と苦笑いしながら帰路についた。
-END-

誰しも1度は考えたことがあるのではないでしょうか?リアルな日常っぽさと少しのエロ、そして予想外の展開はまさに飽きさせることなく最後まで一気に読んでしまいますね。ちなみに、もし主人公が早漏でなく絶倫だったらどうなっていたのか…そんな事を考えながらリキッドプロを塗って寝ます。おやすみなさい。



